2010年代のケーブルテレビの在り方について講演会を開催
~第12回ICTフォーラム近畿~
演題 (1):「2010年代のケーブルテレビの在り方に関する研究会報告書の概要について」
講師 総務省 情報通信政策局 地域放送課 課長補佐 佐藤 栄一(さとう えいいち)氏
講演概要
2010年代のケーブルテレビの在り方に関する研究会において議論されたケーブルテレビの課題等について説明する。
既に昨年7月に報道発表されました同名報告書の説明だけで講師も当時は近畿総合通信局に在籍していたので研究会に関係していませんでしたので余り面白くない説明でした。今は地デシの完結にやっきになっているそうです。ぼちぼち都市型ビル影共聴のシステム改修をどうするかがと言っておりました。
都市部は今までTVをVHFで見ていたので個別受信でもUHFへ変更の費用が掛かる事に気が付いていませんでした。
演題 (2):「競争時代に於けるケーブルテレビ事業の差別化の一考察」
講師 日本ケーブルラボ 副所長 芹澤 晧元(せりざわ ひろゆき)氏
講演概要
放送と通信が融合されてトリプルプレーが基本インフラとなる時代になっていく。通信事業者を含めた競争時代に入っていく中でケーブルテレビ事業は何処に差別化要因を見出していくべきか。課題提起をする。
この講演は私にとって新鮮で非常に面白かったです。「競争と協調」これが今後のCATVのテーマですね。NTTのNGNについてはCATVとして接続するインターフェイスが無いとも云っていました。お山の大将のNTTですから自分本位のシステムしか作らない。競争事業者の排除するNGNのようです。STBとHGWの戦いです。
講演レジメより
■ケーブルテレビ事業者の強みと弱み(私見)
・全国的見地より
1.全世帯の半数に接続されている
2.各県にCATV会社が存在する
3.単年度黒字会社が約80%(都市型)
・CATV事業者の見地より
1.アクセス系ネットワークを自前で持つ
2.地域限定ネットワークである
3.地上デジタルの再送信権利を持つ
4.自主放送をもつ
5.膨大な地域コンテンツ(蓄積番組)を持つ
6.多チャンネル映像配信ができる
7.地方自治体と連携がとれている
8.地域の顧客と密着している
9.地元の出資者でできている
10.独自端末(STB)を持っている
11.テレビ(家庭端末)を見方にしている
弱み
・全国的見地より
1.各事業体として小さい
2.個々の資金力が小さく、全国的に見て資金の集中力が不足
3.国への依存度が高い
4.全国的な連携が不足している
・CATV事業者の見地より
1.技術力が不足している
2.システムネットワークの信頼性が乏しい
3.競争の経験がない
4.中長期展望が持てない
5.CATVインターネットの加入者が少ない
6.事業者により地域サービスがまちまち
7.ブランド力が不足
8.伝送コストが高い